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RESTAURANT & SHOP GUIDE
広島≫ せらワイナリー ワイナリーショップ
開園20周年を迎えた「せらワイナリー」を訪問。ワイナリーで愛され続けるベルギービールの秘密と極上ペアリング
広島県世羅町。豊かな自然に囲まれた「せらワイナリー」は、今年で開園20周年を迎えました。
醸造所だけでなく、産直市場やミニSL、足湯まで備えたこの観光型ワイナリーには、ワインファンのみならず、多くのビール愛好家が足を運びます。
その理由は、日本でも有数の充実したベルギービールのラインナップにあります。
今回は、せらワイナリーの施設長・畠様、醸造長・橋本様、ショップ副店長・田口様にお話を伺い、ワイナリーとベルギービールの深い関係やおすすめのペアリング、ワイナリーという枠を超えベルギービールを扱う、その深い理由についてお話しいただきました。
INTERVIEW
インタビュー
■ 取材日:2026年8月6日
■ 担当:畠施設長、橋本醸造長、田口副店長
Q:ワイナリーでありながらベルギービールの品揃えが非常に豊富ですね。きっかけを教えてください。
(畠施設長)「世羅の大地で育てたワインで感動を届けたい」という想いでスタートした当園も、20年が経過しました。開業に際しご縁のあった小西酒造様がベルギービールの正規輸入代理店であったこともあり、当初からお取り扱いをさせていただいております。今では、ビール愛好家の方々に「ベルギービールなら、せらワイナリーにある」と認知していただけるほど、酒類のひとつと言うよりも「こだわりの酒類」としてラインナップを充実させています。
Q:来店されるお客様の反応はいかがですか?
(畠施設長)「ワイナリーの直売所にベルギービール!?」と驚かれ、質問をいただくことも多いです。ベルギービールを目当てに来られるお客様もたくさんいらっしゃいます。
(田口副店長)そうなんです。「通」な方は、お店の中のどこにあるか分かっておられます。オープン当初からの取り組みが今ではしっかり定着しており、これだけのラインナップを揃えている場所はなかなかないということで、私たちも力を入れています。
Q: 現在取り扱いのビールは?
(畠施設長)デュベル、ウェストマール・ダブル/トリプル、オルヴァル、ロシュフォール10、ヴェデット・エクストラ・ホワイト、ラ・シュフ、ヴァルシュタイナー、ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ、リーフマンス、ヴェデット・エクストラ・IPA、グーデン・カロルス・クラシック、デュベル750ml、デュベル・トリプル・ホップ、デュベル666、ブーン・クリーク などです。
Q: 特に人気の銘柄は何でしょうか?
(畠施設長)一番は『デュベル』です。「悪魔」というネーミングのインパクトはもちろん、日本のビールに比較的近い味わいという点も、選ばれている理由だと思います。また、泡を楽しむ”という点はリコメンドしており、デュベル・トリプル・ホップやデュベル・666など、ヴァリエーションが多く飲み比べができるのも魅力のひとつだと感じます。
(田口副店長)やはり「デュベル」そして「ヴェデット・エクストラ・ホワイト」が人気ですね。親しみやすい味わいがお客様に選ばれる理由かと思います。
Q:ワイナリーの直売所ということもあり、個人的にはワインを彷彿とさせる香りと熟成感が特徴の『ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ』が選ばれやすいのかと思っておりましたが、『デュベル』が一番人気というのは少し意外でした。確かに、『デュベル』は瓶内二次発酵している点がワインと重なりますね。
(田口副店長)『デュベル』は、瓶内二次発酵によるきめ細やかな泡立ちやフルーティーさと酸味があるので、シャンパーニュやスパークリングワインに近いものがありますね。
Q:ベルギービールの魅力はどんなところでしょうか?
(畠施設長)1000種類あると言われる銘柄とその個性、それぞれにオリジナルグラスがあり泡や飲用温度、飲用方法に至るまで、その銘柄ごとの楽しみ方があります。また、オルヴァル、ロシュフォール、ウェストマールといったトラピストビールの伝統、酵母が閉じ込められている風味と味わいなど、、、まさに究極のビールだと思います。
Q:ベルギービールとワインの共通点について教えてください。
(畠施設長)この質問に対しての答えは様々だと思いますが、ベルギービールはやはり「専用のグラス」がある点が魅力ですので、酒器や飲用温度によって味わいが変化したり、楽しみ方も膨らむという点がワインと似ているのではないでしょうか。
Q:ワインと言えば、チューリップ型のオーソドックスな形を思い浮かべるのですが、ワイングラスにも選び方があるのですか。
(橋本様)ワインも同様で、例えば酸味が強いものは口の狭いグラス、香りを楽しみたければ口の大きいグラスといったように、お酒に合わせて変えるのが一番です。普段使いなら、やはりどんなお酒でも楽しめる万能な「チューリップ型」のグラスがおすすめですよ。
Q:せらワイナリーで購入できる、おすすめのワインを教えてください。
(畠施設長)「ロゼ・スパークリング」です。瓶内二次発酵によるきめ細やかな泡と、フルーティーで辛口なバランスは、どこかランビックビールを彷彿とさせます。
(橋本様)私の夏の一押しは「ロゼ・メルロー 2025」のスティルワインです。しっかり冷やしてキリッと楽しむのがおすすめです。ペアリングの幅が非常に広く、脂身の強い赤身肉を除けば、前菜からメインまでこれ1本で通せるほどのポテンシャルがあるのが魅力です。
Q:ワイナリーに訪問された方に是非おすすめしたい事を教えて下さい。
(畠施設長)ここでしか買えないせらワインをお買い求めでき、またレストランではせらワインと相性抜群のメニューをお楽しみいただけます。県立公園が併設されており、またワイナリーには産直市場やミニSLもあるため、お子様から大人まで楽しんでいただけます。それから、ワイナリーなのにベルギービールが大変充実しております。
Q:世羅の大地で育てたワインへの情熱と、「訪れる方に最高の感動を届けたい」と進化を重ねてこられた20年の歩みに、深く感銘を受けました。ここでしか手に入らないせらワインの魅力はもちろん、ベルギービールにまで宿るこだわり、そして世代を超えて誰もが楽しめる温かな空間づくりに、皆様の深いおもてなしの心を実感いたしました。畠施設長、橋本醸造長、田口副店長、本日はご多忙の折、貴重なお話をいただきありがとうございました。
至高のワインとベルギービール、そして世羅の豊かな恵みに出会える「せらワイナリー」。ご家族や大切な方とともに、心満たされる特別な時間をぜひ現地で体感してみてください。
*掲載のメニュー及び取扱商品は取材時のものであり変更されている場合があります。
Signature Dish & Pairing
オススメ料理とペアリング
SIGNATURE DISH 1
甘口ワイン『ハニービーナス』 × フルーツのピクルス
(橋本醸造長) 私のおすすめは、「ハニービーナス」に、みかんのピクルスを合わせるペアリングです。 フルーティーで甘口のワインなので甘みのあるものと合いますし、ピクルスの酸味が加わることで、甘みと酸のバランスがちょうど良いです。
SIGNATURE DISH 2
世羅のグルメ × ベルギービール
(畠施設長)メイン料理の「世羅みのり牛」のビーフシチューやグリル、「瀬戸内六穀豚」には、トラピストビールの伝統が息づく『ロシュフォール10』や『ウェストマール』がよく合います。 また、世羅のじゃがいもやアスパラガスのフリットも、ビールの最高のお供です。
このお店で飲めるビール

REPORTED BY KONISHI WRITER
アカネ
「ビールは苦いもの」と敬遠していたはずが、甘酸っぱいフルーツビールとの出会いで一変。
難しい知識はさておき、音楽を聴くように、自由にビールを楽しみたい。
初心者ならではの目線で、等身大のビールの楽しみ方をご紹介します。